2021.06.01
☆日本経済新聞 1面記事☆
・中国、第3子容認、少子高齢化に危機感、成長鈍化の備え急ぐ。
・トヨタ・ホンダがマレーシア工場停止、東南ア感染、足かせに。
・職場接種、今月下旬から、政府、打ち手、検査技師認める。
・量子技術で官民協議会、NTTや東芝。
・TSMC、20社超と連携、日本に半導体開発拠点。
☆本日の予想☆
⇒東京株式市場見通し=反発後はもみ合いか
予想レンジ:2万8700円-2万9000円
(5月31日終値2万8860円08銭)
(シカゴ日経平均先物の円建て清算値:2万8930円)
6月1日の東京株式は反発後、もみ合いとなりそう。菅義偉首相は5月31日、6月下旬にも新型コロナウイルスワクチンの職場や大学での接種を開始する方針を示したと報じられた。ワクチン接種者の拡大を見込み、経済の正常化期待から景気敏感株などに物色の矛先が向かう場面がありそう。ただ、きのうは下げ基調だっただけに、戻り待ちの売りも控えているとみられ、上値は重そうだ。
☆本日の結果☆
⇒続落、朝高も主力株を中心に売りが優勢
【日経平均株価】
始値 28,998.65
高値 29,075.47(09:04)
安値 28,611.25(10:31)
大引け 28,814.34(前日比 -45.74 、 -0.16% )
売買高 9億0747万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆0442億円 (東証1部概算)
【本日のポイント】
1.日経平均は続落、朝方上昇スタートもその後に軟化
2.米ISM製造業景況感指数の結果を見極めたいとの思惑
3.OECD世界経済成長率見通し上方修正で市況関連高い
4.値上がり銘柄数が値下がりを上回りTOPIXはプラス
5.売買代金は2兆円台をかろうじてキープするも低水準に
詳細・指数は『振り返り』参照
☆気になる記事☆
『中国、第3子容認、少子高齢化に危機感、成長鈍化の備え急ぐ。』
中国共産党は31日の政治局会議で、「1組の夫婦に3人目の出産を認める方針を示した」
(出産抑制)
・中国は1980年ごろから夫婦に1人の出産しか認めない一人っ子政策を始めた。
・強制的な出産抑制で出生率は下がり、16年にすべての夫婦に2人目の出産を認めた。
(20年の国勢調査)
14億人超の人口はなお増加したが、減少への転換は間近とのこと。
人口統計学者の見方として「22年にも総人口は減少に転じる」
→これは、従来見通しより5年ほど前倒しになる可能性がある。
(少子高齢化)
急速に進んでいる。
65歳以上の高齢者は20年までの10年間で6割増えた。
人口に占める割合も13・5%に達した。
国際基準で同14%超と定める「高齢社会」に間もなく突入する。
生産年齢人口は13年のピークから4%落ち込んだ。
※人口の7%が高齢者になったら「高齢化社会」
※人口の14%が高齢者になったら「高齢社会」
※人口の21%が高齢者になったら「超高齢社会」
『世界成長5.8%に上方修正、米中回復けん引、今年、OECD予測、日本は2.6%に引き下げ。』
経済協力開発機構(OECD)
2021年の世界の実質経済成長率が5・8%になるとの予測を発表。
新型コロナウイルスワクチンの普及などを踏まえ、3月時点の予測から0・2ポイント上方修正した。
米国や中国の景気回復がけん引する。
世界経済の着実な回復を見込む一方、新たな変異ウイルスの発生やインフレのリスクも指摘。