僕らのメモ帳

忘れっぽい僕らの記録

2021.06.03

日経新聞 1面記事☆

・物流渋滞、世界経済に影、需要回復で供給が妨げ、インフレ加速の懸念。
・国内接種、1000万人超す、ワクチン1回以上、高齢者の15%に。
トヨタ、供給網で脱炭素主導、3%減を部品会社に要請、まず今年分。
・途上国向け供給、8億ドル拠出表明、首相、ワクチンサミットで。

☆本日の予想☆
⇒東京株式市場見通し=上値の重い展開が続きそう

予想レンジ:2万8800円-2万9100円
(2日終値2万8946円14銭)
(シカゴ日経平均先物の円建て清算値:2万8875円)

 3日の東京株式は、上値の重い展開が続きそうだ。
きのう2日の日経平均株価は、朝安後に切り返し、一時2万9000円台に乗せたものの、戻り待ちの売りに押されて上げ幅を縮小した。
新型コロナワクチンの接種拡大による、景気への好影響期待が支えになるとみられるが、積極的に買い進む材料に乏しいことから、弱含みで推移する場面もありそう。

☆本日の結果☆
⇒続伸、欧米株高を受けリスク選好の買いが優勢

日経平均株価
始値  28,890.39
高値  29,157.16(09:17)
安値  28,879.15(09:00)
大引け 29,058.11(前日比 +111.97 、 +0.39% )

売買高  10億9198万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆6131億円 (東証1部概算)

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【本日のポイント】

  • 日経平均は続伸、前日の欧米株高を受けリスク選好
  • 新型コロナワクチンの普及が進むなか内需の一角に買い
  • トヨタが大商いで買われ、半導体関連株にも上昇目立つ
  • 日本時間明晩に予定の5月の米雇用統計待ちで上値重い
  • 個別は7割近い銘柄が上昇、売買代金も前日に続き活況


詳細・指数は『振り返り』参照


☆気になる記事☆

『物流渋滞、世界経済に影、需要回復で供給が妨げ、インフレ加速の懸念。』

新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、先進国の経済活動が活発になる中、物流の渋滞が深刻化している。
ワクチン接種が進む米欧では消費者心理が大きく改善し、需要の回復をもたらしている。
米国の実質個人消費は3月に前月比4・1%増と大きく伸び、コロナ禍で落ち込む前の前年2月の水準を上回った。
4月も0・1%減とほぼ横ばい。
供給を上回って需要が拡大すれば物価上昇の圧力となる。
米国の4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4・2%上昇と2008年9月以来の高い伸びを記録し、インフレ懸念から市場の乱高下につながった。
「供給制約やインフレは米国の個人消費拡大を起点とした世界経済の回復シナリオの足かせになりかねない」


『ドル「FRBに還流」の異変、金融機関、緩和の余剰抱えきれず、通貨安→物価高の恐れ。』

米ドルの下落基調が続いている。
ドルの実力を示す実効レートは年初来安値圏まで低下した。
背景にあるのが財政出動や金融緩和が生んだドル余り。
行き場を失ったドルが米連邦準備理事会(FRB)に「還流」するという現象が起きている。
FRBには金融機関から資金を吸収する「リバースレポ」と呼ばれる金融調節の仕組みがあり、このレポ金額が突如急増している。
レポではFRBから受け取った債券を担保に金融機関が資金を貸す。
FRBは金融緩和で米経済に資金を供給してきた。
リバースレポの急増はドルがFRBに戻ってくるほどあふれかえっていることを示している。

ドルの余剰感は通貨安を招いている。
マネーの膨張がもたらしている物価高は通貨安要因になる。
「8月のジャクソンホール会議で緩和縮小の道筋を示せないと一段とドル安が進む可能性もある」と指摘。
FRBは余ったドルの行き場をリバースレポで提供している。
ドル安が過度に進めば米国の物価高に拍車をかけ、市場の引き締め観測を強めかねない。
ドル余りが世界の資産価格を押し上げてきたため、急膨張の反動が市場を揺らすリスクがある。